2016年8月3日水曜日

障碍者向け支援技術製品利用者向けにウインドウズ 10 無償アップグレード期間が延長

 「ウインドウズ 7」と「ウインドウズ 8.1」のユーザーを対象に実施されていた「ウインドウズ 10」への無償アップグレードキャンペーンが7月29日に終了しました。しかし、マイクロソフトはすべての門戸を閉ざしたわけではありません。
今も、ユーザー支援技術を使う人に向けたページにアクセスすると、ウインドウズ 10に無償アップグレードができます。
 この無償アップグレードの対象は、画面を見やすくする拡大鏡、テキストを読み上げるナレータ、キーボードショートカットや、スクリーンキーボードなどのユーザー支援の機能を利用するユーザー。マイクロソフトによれば「身体的、あるいは認知的な困難や障害のあるユーザーに、追加のアクセシビリティを提供するために設計された」技術だということです。
 7月29日以降、ウインドウズ 10のHomeエディションは119ドル、Proエディションは199ドルで提供されています。
 無償でアップグレードを入手するには、ウインドウズ 7あるいはウインドウズ 8.1を搭載する端末から
「障碍者向け支援技術製品をご利用のお客様向けウインドウズ 10無償アップグレード」ページ
にアクセス後、「はい。支援技術製品を利用しており、Windows 10 への無償アップグレードをする準備が整っています。」
「今すぐアップグレード」
ボタンを押した後、手順に従ってアップグレードをインストールします。
※ アップグレードする前に、お使いの支援技術製品の開発元・販売店に、Windows 10 との互換性の詳細をご確認ください。
※ 無償アップグレードをする準備が整っている場合のみ、上のリンクをクリックして Windows 10 へのアップグレードを開始してください。

 マイクロソフトの広報担当者は米CNETに「かつて発表した通り、ユーザー支援技術を利用する人の無償アップグレード期間を延長した」とコメントを寄せています。これは暗に、この措置が無償アップグレードを逃した、ユーザー支援技術を使わない人たちのための救済策ではないことを示しています。
 またマイクロソフトは、ユーザー支援技術を使っている人たち向けの無償アップグレードの終了日を明らかにしていません。

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